食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・平性〜キャベツ

薬膳の甘味

胃・十二指腸潰瘍・肝臓病・ガンの予防、改善。去痰。

東部地中海からアジアを原産とするアブラナ科の植物。
5〜6月が夏蒔きキャベツの収穫期です。夏から秋にかけては、高原や寒冷地で栽培されてものが出回ります。

キャベツは、淡色野菜の中では最もビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。
おなじみのキャベツには、胃や十二指腸に潰瘍ができたときの治療に役立つビタミンUと止血作用のビタミンKが含まれています。
ビタミンUは、胃、十二指腸潰瘍で傷ついた粘膜を修復するほか、肝機能強化にも役立ちます。
ほか、免疫力の増強にビタミンA、疲労回復のビタミンB群、免疫力増強と抗がん作用のビタミンC(特に芯の部分に多く含まれています。)があり、ミネラルは、塩素、カルシウム、ナトリウム、鉄、イオウ、ヨードがあります。
イオウと塩素は、強力な胃腸浄化作用を発揮するので、多量にキャベツを食べるとイオウの臭いがするガスを発生します。
これは、腸内の老廃物が分解、浄化されているためです。
この塩素やイオウは呼吸器の浄化・清掃をするため、風邪や気管支炎の時の痰切りに役立ちます。
また、キャベツ汁には、大腸や乳房などのガン細胞の分裂、増殖を抑えるインドール化合物が存在するといわれています。

<胃炎、胃潰瘍、肝臓病、ガン、気管支炎>
にんじん1本、りんご1個、キャベツ100gをジュースにして毎日飲む。
キャベツの緑色の部分に特効成分が含まれていますので、鮮度の高いキャベツを選び、外葉を使うようにします。
<利尿、便秘>
キャベツには利尿、解毒作用があり、線維質も豊富に含まれているので、便秘にも効果があります。刻んだキャベツをたくさん食べましょう。
<筋肉痛、関節痛、神経痛、通風>
患部に当てておくと痛みが軽減される。