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自然食健康法

自然食というと、日本では野菜やくだものなどを中心とした植物による食事をいうような趣があります。しかし、魚介類、牛、豚、鶏などの肉や卵などを食べても自然食といえるのです。
ただし、現在では、牛、豚、鶏などは、自然の山野で育てるのでなく、成長を促進させるために、ほとんどが人工飼育を使っているので、自然食品とされにくいだけです。化学肥料、人工飼料を使わない、自然の中であるがままに育った新鮮な動植物の食品はすべて自然食品といえます。
この自然食品が、健康にプラスになる第一は、農薬や化学肥料、人工飼料、食品添加物が含まれていないことです。
私たちの罹病率、病気による死亡率をみますと、年々、がんと肝臓の病気が増加しています。この原因は、完全に解明されてはいませんが
、化学物質が、がんの誘因になったり、それを解毒する肝臓への過剰な負担を強いることは確かです。
自然食品の場合は、あらゆる成分が人間の体内で有機的に分解されますから、肝臓などに負担がかからないどころか、細胞の働きを活発にさえします。

肝臓に負担がかからない
まず何といっても、肝臓に負担がかからないということが最大の長所といえます。また、発がん物質とされる数多くの食品添加物を避けることにより、がんにかかる確率を低くすることになります。
・食生活の変化からアレルギー体質の人が増加しているが、化学物質から肝臓を守ることにより、そうした体質を改善することができる。
・自然からの天然の栄養素を含んでいるから、温室栽培の野菜・くだものより栄養価が高く、そのため自然治癒力を増し、病気が早く治る。また、病気予防にも効果がある。
・自然で新鮮な野菜、くだもの、魚介類、肉類には多くの酵素が含まれており、その酵素は新陳代謝を活発にさせるから、ほとんどの病気に効力がある。
・肝臓に負担がかからないことで、スタミナの強化、若返り、長寿にも効果がある。

動物性食品も三分の一ほど
自然食の利用法は簡単なようで意外に難しいといえます。化学物質に汚染されてない食品といっても素人にはなかなか見分けがつきません。野菜やくだものの場合は無農薬、有機肥料の栽培農家としている店から買えばよいのですが、みそやしょうゆなど加工食品となると、判断が難しくなります。
・みそやしょうゆの場合、かびの生えない腐敗もありうるので、製造年月日が一ヶ月以内のものを買うこと。
・穀物の場合、玄米などは虫がつきやすく、鮮度がすぐ落ちるので、少量ずつ買うこと。
・鶏卵や卵は、鶏を自然の中で飼う農家が増えているので、専門店へ行けば安く買える。
・植物性食品ばかりでなく、動物性食品の三分の一の割合で摂ることが、自然食品の最も効率のよい食べ方である。

穀物は新鮮なものを
・穀物はかび生えると猛毒を発生するおそれがあるので、必ず新鮮なものを使う。
・現在日本の市場で手に入る豚や牛などの肉はほとんどが人工飼料を使ったものであり、使っていない場合は極めて高価なものになる。