食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・温熱性〜うなぎ

薬膳の甘味

夏バテ、視力低下予防、美肌効果、血栓予防

ウナギ科。
うなぎは、深海で産卵し、かえった稚魚は何千kmもの海を渡って春には日本の河川へ戻ってきます。
ウナギがヌルヌルして捕まえにくいのは、ムコプロテインというたんぱく質のためで、ウロコのない皮膚を保護する役目をしています。
このムコプロテインは、胃腸の粘膜を保護し、消化吸収を助けてくれます。
また、7月の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、日本人が夏期にビタミンAが不足するような食生活だったからだと言われています。
ビタミンAやレチノールは、内臓、皮膚、目、粘膜などの強化と免疫力を旺盛にします。
ウナギには、イワシの100倍、牛肉の200倍もビタミンAやレチノールが含まれ、若返りのビタミンE、疲労回復に欠かせないビタミンB1、美肌作りに必要なコラーゲンや血液をサラサラにして血栓を防ぐEPA、脳の働きを高めるDHAなども豊富に含まれます。
うなぎのキモには、ビタミンAがうなぎの肉の部分の3倍も含まれているので、さらにすぐれた栄養素となります。