食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・温熱性〜クルミ

薬膳の甘味

ボケ、老化予防、強壮、強精

クルミ科、ペルシャ原産。日本には、江戸時代に伝播。

ナッツ類には発芽に備えて栄養分が豊富に含まれています。
くるみも、アミノ酸組成の優れたたんぱく質を100g中14.6g含有するほか、ビタミンB1、B2、E、カルシウム、リンなどの栄養素が含まれます。
また、くるみは脂肪分の豊富な食品でもあり、脂質を排出して油をとります。
この油が風味豊かなクルミ油です。くるみ100g中の脂質は68.7mgで、しかも動脈硬化を予防するリノール酸などの不飽和脂肪酸が多量に含まれています。
リノール酸はそれだけでは酸化されやすいものですが、くるみの中に含まれるビタミンEがその酸化を防ぎ、体に入ってからも、この2つの成分により、コレステロールを減らし、動脈硬化を予防するという働きがあります。

不眠症、ボケ脳動脈硬化を予防、改善する健脳食といえます。
本草学では、クルミは「元気をつけ、肌を潤し、髪を黒くする。」とあり、毎日2〜3個食べるといいでしょう。
ただし、1個で約35kcalもあるので食べすぎには注意が必要です。

喘息
殻つきのくるみの実を網の上で焼いて熱いうちに食べます。

眼精疲労
いったくるみを食べます。豊富に含まれるビタミンB1の作用で疲れた神経も癒されます。