食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・温熱性〜ニラ

薬膳の辛味

強壮作用、胃腸病・生理不順・生理痛の改善

東南アジア、中国、日本原産のユリ科
ニラは、ビタミンAを豊富に含んだ代表的な緑黄色野菜のひとつです。ビタミンAは、眼の働きを正常に保つ働きがあるほか、健康な皮膚や髪、歯茎をつくるのにも欠かせません。
ニラは、ビタミンB1・B2・Cも多く含み、ニンニク同様、消化促進、殺菌、消炎作用があります。さらに、ニラには、汚れた血液を浄化して血液の循環をよくし、血液をサラサラにする働きがあります。
血液の汚れから生じる肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、生理不順、生理痛、吐血、喀血、下血、鼻血などを改善する作用があります。

<下痢>
葉を味噌汁に入れて食べる。
<風邪>
茶碗に刻んだニラとしょうゆを適量入れ、熱湯を入れてゆっくり飲んですぐ寝る。
<狭心症・腹痛>
生葉数枚をすり鉢ですり、酢を加えてガーゼにつけて患部にあてて湿布する。
<切り傷・あかぎれ・虫刺され>
葉の生汁をつけると殺菌、止血作用がある。
<腰痛・インポテンツ・婦人病>
ニラの種子を空腹時に20〜30粒飲む。