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青汁健康法
青汁も、広く解釈すれば野菜ジュースの一種ですが、厳密にはビタミン、ミネラル、カルシウムなどをとくに多く含む、濃い緑色の葉を絞ってジュースにしたものをいいます。
代表的なものとしては、ケール、コンフリー、キャベツの外葉、大根の葉、ブロッコリーの外葉、めキャベツ、カリフラワーの外葉、青じそなどを一種類、または何種類か組み合わせてつくります。
この健康法は、一部には病気の効薬のように考えている人たちもいますが、決してそうではなく、病気への予防と体質改善のための健康法と認識しておくべきでしょう。
最近の野菜は、促成栽培、温室栽培が主流のため、ビタミン、ミネラル分が低下していることはよく知られています。そうした栄養の不足分を補うためには、薬剤などに頼るよりも、青汁を利用する方が健康にはプラスになります。
- 効用
健康にも経済的にも利点が
青汁の中でも人気、効用とともにナンバー・ワンが、キャベツの原種であるケール。次がコンフリーですが、ここでは、青汁全般の効用を示しておきましょう。
・ビタミンA、Cが豊富なため、皮膚を強くし、消化器、呼吸器を強くするため、かぜ、肺炎などにかかりにくくなり、胃、肝臓などの病気の予防になる。
・ビタミンB12と有機ゲルマニウムがほかの野菜より豊富なため、貧血の予防、治療に効果があるほか、心筋梗塞、脳溢血など循環器系の病気の予防にも効果がある。
・ビタミンB群が、エネルギーの代謝、神経炎の予防、成長促進、貧血予防、不眠症の治療などに大きな効果を示す。
・最近注目されている効果としては、肺がんの予防や、小児喘息、てんかん、ストレス、精神病の治療などがある。
・キャベツの外葉、大根の葉など、普通の食生活では捨てていたような部分を活用するので、経済的な利点もある。
- 利用法
すり鉢でするのが効果的
・野草や観葉植物などには毒性の強いものがあるので、よく知らない植物は避けること。
・一番外側の葉を使うことが多いので、農薬や害虫、寄生虫にはじゅうぶん気をつけること。害虫は熱湯に軽く浸すと駆除できるが、この方法では、ビタミン類もいくらか減るという欠点もある。
・ケール、コンフリーなどは一般には売られていないことが多いので、自宅で栽培しなければならない。しかし、どちらもきわめて強い植物なので、あまり手はかからない。