食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・涼・寒性〜ゴマ

薬膳の甘味

強壮・強精、長寿食、がん予防、肝臓病の予防

ゴマ科の1年草、原産地はアフリカとされています。
種実を食用にする。種類は、黒ゴマ、白ゴマ、金ゴマなどに分けられます。
このうち、白ゴマ、金ゴマは脂肪が多いので、ごま油に、黒ゴマは香りがよいため調味料、香料として利用されます。
成分の半分がリノール酸やオレイン酸などの動脈硬化を予防する脂質。良質のたんぱく質、疲労回復のビタミンB群、老化予防・若返りのビタミンE、貧血に効く鉄や銅、強壮作用の亜鉛、骨歯を強くし、神経のイライラを抑えるカルシウムなども豊富に含みます。
強力な抗酸化作用を持つゴマリグナンという物質が発見され、がん予防、肝臓病や二日酔いの予防・改善に効果のあることがわかってきました。

<白髪・精力減退・若ハゲ>
黒ゴマ8:粗塩2をフライパンで炒り、すりつぶした黒ゴマをご飯にかけて食べる。
<軽いやけど・切り傷>
水で洗ったあと、ごま油を塗る。
<便秘・痔>
ゴマの皮や油脂が腸の蠕動運動を促し便通をよくし、うっ血を取る。

ゴマは、粒のままでは皮が固いので、消化されにくのが難点です。消化をよくするためには、切りゴマかすりゴマにします。すって使う場合は、油がにじみ出るくらいよくすることがポイントです。