食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・涼・寒性〜セロリ

薬膳の甘味

強壮、強精、貧血、肝臓病、血栓症の予防・改善

地中海沿岸原産のセリ科の1年草

古代ギリシャ・ローマ時代には、整腸、強精剤、香料、また葬礼用の植物としても使われていました。
セロリには3mm以下の小さな種子が実り、セロリと同じ香りがします。これが、セロリシードというスパイスで、ピクルスやスープの煮込み料理に使われます。
セロリ独特の香りはアピインによるもので、ストレスの解消や頭痛に効果があるといわれています。
セロリはビタミンA、B1、B2、Cの他、赤血球の栄養となるマグネシウムや鉄を多く含むので、貧血の改善、美肌作り、生理不順や更年期障害にも有効です。
肝臓の働きも強化してくれます。また、セリ科の植物には、血栓を溶解し、血液をサラサラにする栄養素が含まれているので、心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症に悩まされている現代の日本人は、セリ科の植物を十分に取った方がいいといえます。

<脳血栓・心筋梗塞・肝臓病>
にんじん2本、りんご1個、セロリ100gのフレッシュジュースを朝食の代わりに毎日飲む。
<冷え性・痛み・こり>
刻んだ葉を直接、または布袋に詰めて湯舟に入れて入浴に使う。
<むくみ、高血圧、心臓病、腎臓病>
にんじん2本、りんご半分、きゅうり1本のフレッシュジュースを朝食がわりにゆっくり飲む
<脱毛、爪の発育不良>
にんじん2本、きゅうり1本、ピーマン50gのフレッシュジュースを朝食代わりに飲む