食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・平性〜山の芋

薬膳の甘味

滋養強壮、糖尿病の改善、老化予防、慢性下痢の改善

ヤマノイモ科。秋になると、つるの葉の付け根にできる。ムカゴも食べられる。
つるが枯れた頃、地下茎が太く伸びたものをイモとして食べます。
日本原産で、山野に自生するものをヤマノイモまたは自然署、中国から朝鮮半島を経て日本に伝わり栽培されているものをナガイモと呼びます。
ヤマノイモ、里芋などのヌルヌル成分は、食物繊維とたんぱく質とが結びついたもので、たんぱく質の吸収を良くし、滋養強壮の効果がり、血糖低下作用があります。
また、胃腸や肺、腎臓の働きを強化し、消化促進、寝汗、下痢、頻尿、帯下、腰痛、咳、糖尿病に効くといわれています。

<糖尿病や慢性下痢>
ヤマノイモ約60gを煮て、1日3回に分けて食べる。
<おでき>
患部に摩り下ろしたものをつける。(刺激が強いので肌の弱い人は注意が必要)
<滋養強壮・下肢、腰の冷え・むくみ・痛み・頻尿・老眼>
乾燥根(ヤマノイモ)約200gを細かく刻み、グラニュー糖約150gと一緒に、焼酎約1.8リットルの中に漬け込み、3ヶ月後から1日1回、就寝前に約30cc飲む。
<消化不良>
ヤマノイモを干して粉末にしたものを1日3回、1回2gほど飲む。