食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・涼寒性〜みかん

薬膳の酸味

風邪・がん予防・血管強化

アジア原産、ミカン科
果実には、ビタミンA・C・E、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラルが多く含まれ、さらにクエン酸や芳香性精油があるので、胃液の分泌を促し、食欲増進効果があり、 ビタミンPも含まれるので、Cと協同して血管の老化や出血を予防します。
また、ミカンのオレンジ色の色素を醸しだしているベータクリプトサンチンに強力な発ガン抑制効果があることが解明されています。
ミカンの袋には、便秘を改善し、血中コレステロール低下作用を有する食物繊維のペクチンが多く含まれているので、袋ごと食べると健康効果は高まります。
ミカンは果汁を多く含みカリウムが多いので、体を冷やす作用があり、発熱時の口渇および水分補給に有効です。

<風邪>
ミカンを丸ごと焼き網にのせ、黒くなるまで弱火で焼き、熱い果汁をそのまましぼって飲むか、しょうが汁を10〜20滴加えて飲む。
<ひび・しもやけ>
果汁をつけてマッサージする。
<咳や胃の不調>
ミカンの果皮をお湯で洗って、細かく刻んでザルに広げ、約1週間乾燥させたものが、陳皮。陳皮5gとしょうが5gと水500ccを鍋に入れ、半量になるまで煎じたものにハチミツを入れて飲む。
<冷え性・神経痛・リウマチ>
ミカンの皮5個分を布袋に入れて湯舟に入れて風呂を沸かし、入浴する。