食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・温熱性〜イワシ

薬膳の甘味

肝臓病の予防、治療。貧血などの予防。

イワシ科。水揚げされるとすぐ死に、酸敗や油焼けを起こしやすく、風味もすぐになくなるため、漢字で「鰯」と書きます。
食用になるのは、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシ、キビナゴで、メザシやシラス干し、たたみいわしなどの加工品にも重宝な魚です。

イワシは、昔から安価でしたが、その栄養価は優れた食品です。
イワシには、血栓を防ぐEPAや脳の働きを高めるDHAなどの不飽和脂肪酸のほかにカルシウムがイワシ100g中に70mgと多く、カルシウムの吸収を20倍もよくするビタミンDも豊富に含まれているので、骨粗鬆症の予防や精神安定効果に特に優れています。
また、老化予防成分のレチノールや核酸、脳神経の働きを高めるナイアシン、アドレナリンの原料になるチロシンなども含まれるので、健康増進及び病気や老化予防効果の極めて高い魚といえます。
他にも、ビタミンA,B2,B6、D、Eなどや鉄分、アミノ酸バランスのよいたんぱく質をも存分に含んでいるまさに栄養素の宝庫というべき魚です。