健康になる食べ物事典 > 薬膳・温熱性〜カブ
薬膳の甘味
胃腸過多の改善、骨歯の強化、しもやけの改善
- 温熱性〜カブ
地中海原産
アブラナ科
別名「すすな」
春の七草のひとつ。
根の部分は緑黄色野菜に分類されます。
根には炭水化物の消化を促す酵素のジアスターゼやアミラーゼを含むので、食べすぎ、飲みすぎによる胃腸の不調を整えるのに有効です。
カブの葉には、ビタミンA(カロチン)B1,B2,Cなどのビタミン類が多く含まれています。
オレンジやトマトの3倍にもなります。
また、カルシウムの含有量は、すべての野菜の中で最も多く、カブ100g中230mgにも及んでいます。
そのため、葉はゆでてお浸しや浅漬けにしたり、みそ汁の具にして毎日食べると、骨、歯を丈夫にし、イライラや不安、不眠、自立神経失調症などの予防、改善にもつながります。
種子は、すりつぶして肌につけると美肌効果があります。
また、円形脱毛症には、種子をすりつぶして少量の酢を混ぜ、患部にすりつけてマッサージします。
種子油を少量ずつ服用すると、眼精疲労や老人性白内障の予防や改善にも効果があるとされています。
- 民間療法
<胃腸の不調や痛み>
大さじ2〜3杯の根のおろし汁を飲む。
<しもやけ、ひび、あかぎれ>
根をすりおろしてガーゼに包み、患部にあてておく。
<胃腸過多>
にんじん1本(約200g)
りんご1個(約250g)
カブの葉50g
でフレッシュジュースにして飲みます。