食べ物健康法

健康になる食べ物事典 > 薬膳・温熱性〜ニンニク

薬膳の辛味

強壮・強精、殺菌・防腐作用、糖尿病・心臓病の予防・改善、健胃整腸

中央アジア原産のユリ科
地下の鱗茎を食用に、葉は葉ニンニク、花茎は茎ニンニクとしてそれぞれ食用にします。
ニンニクは、薬効のあることが昔から知られ、古くから利用されていました。
ニンニクを刻んだり、摩り下ろすとできるアリシンが、ビタミンB1の吸収を促進したり、胃液の分泌を盛んにして、疲労回復や滋養強壮効果を発揮します。
アリシンには、食中毒や感染症に対して殺菌効果もあり、また、無臭成分のスコルジニンも新陳代謝の促進や滋養強壮に効果があります。
ニンニクの効果は、
・殺菌作用
・駆虫作用
・整腸作用
・抗糖尿病
・発汗、利尿作用
・血液循環、促進作用
・ニコチン、重金属、公害汚染物質の解毒化
・降圧作用、コレステロール低下作用
・強肝作用
・老眼の予防
などが明らかにされています。ただし、多食すると、胃腸の粘膜を荒らしたり、眼を傷めるという報告もありますので、眼病、潰瘍、胃腸虚弱の人は注意が必要です。

<風邪>
ニンニク、ショウガ各15gを薄く切って鍋に入れ、どんぶり1杯の水で半量まで煎じた液にハチミツを入れて寝る前に飲む。
<下痢>
ニンニクを刻んで、お粥に炊き込んで食べる。
<水虫>
すりおろした汁を患部につける。
<神経痛・リウマチ・肩こり>
ニンニクをすりおろし、ガーゼなどに広げて患部にはりつけておく。